蘇州に駐在して、近所の麺屋の壁に張られた写真(菜の花畑と湖)を見て、”此処は何処なの、行ってみたい” と思っていた。色々と調べてみると 青海省の真夏の菜の花畑と青海湖の様であった。菜の花祭りや世界的な自転車のロードレースも開催されるそうだ。
この夏は7月22日に皆既日食もあった。蘇州も日食帯に入っているのでこれも見なくてはならない。 菜の花にも時期がある。約半月との事で、 西寧の旅行社と何度も打ち合わせ、この年は日食直後が良さそうとの結論に達した。旅行社にはホテルと観光用 用の車の手配を依頼し、 現地支払いの4泊5日の旅として成約した。 計画は西寧の北の町(門源)で泊まり祁連山脈へ入るつもりだったが、門源を含め外国人には未解放地区との 事で、4ヶ所の許可証が必要で間に合わないので諦めた。 100kmの菜の花で有名な門源は、宿泊しなければ無許可でも大丈夫との事で日帰りとし、 祁連山脈の代わりに甘粛省の黄河沿いの石窟寺院”炳霊寺”へ行く事にした。