乗鞍と栂池での避暑  2020年8月27〜29日(木〜土)

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 NHK・TVでの【山女日記】の再放送を8月に見た、最終回が【栂池⇒白馬大池⇒白馬岳】だった。 ここ数年は大した歩きをできていないし、今年は長梅雨と暑過ぎて全く散歩もしていないので、 何時かは白馬大池や小蓮華くらいまではと計画していたがGiveUpし、自然園を散策することにした。
 GoToTrabelを利用してと宿を検索、丁度【栂池山荘】にGoToTrabelプランがあったので予約。 ついでだからと約45年前頃によく通った乗鞍スキー場を久々に。昔は民宿だったが今回は国民休暇村を 予約した。
 中日本高速に割引プランもあったが、往路の音羽蒲郡⇒中津川を含むものが無いので高速割は利用 できなかった。宿泊セットや観光施設セットや周遊セットなど種々の割引があるのを知った。

乗鞍高原
 11時頃に到着し、12:06のバスで山頂へ。今でこそマイカー規制で山頂へは乗り入れできないが、 約45年前頃は岐阜側のスカイライン(有料)も長野側のエコーライン(無料)も自由に通行できた。若い 時代は金を払いたくないので長野側からしか入った事はなかった。しかし、未舗装で位山山荘より上部は 極めて荒れた路面と急勾配と、雨が降れば河底と言った様相で運転が大変だった。大雪渓真下の道端に駐車 したり畳平へ停めたりし、数日は車中泊・自炊で夏スキーを楽しんだ事を懐かしんだ。畳平を約2時間 散策したがガスって来て、しまいには雨になってしまった。荒れた天気なら雷鳥を見られるかとも思ったが、 ホシカラスしか出て来ない。
 雨が降る中寝る前に星が見えないかと3時半に目覚ましを、満天の星空で戸外へ出たが、休暇村前は 照明が明る過ぎ。離れようかとは考えたが着替えが面倒と熊出没注意の看板で暗がりを探して十数分眺めただけ。 朝の5時半に目覚めたら、丁度朝日が昇り山頂がモルゲンロートで赤く染まっていた。
 スキー場の様子を思い出そうと三本滝駐車場(これより先はマイカー規制)へ向かい、最上部のゲレンデを 眺めてから滝を見に行って来た。思ったより沢も広く水量豊かで、見応えのある滝だった。

栂池高原
 14時半に到着したゴンドラ乗り場、”暑い、蒲郡と変わらない!。"駐車場からの下り道を5分間歩いた だけだが汗びっしょり。学生時代に合宿で南神城へ毎年来ていたが、涼しかった気がするが。。。標高800m では涼しさは感じなかったが、ゴンドラとロープウエイを乗り継いで標高1、800mの栂池山荘まで来ると 涼しい!。15時半、ガスが下って来ていたので散歩は止めて風呂に入ってビール。
 20時に寝て、23時半に起きて東の空に星、2時は全天の雲、3時半は満天の星。山荘前へ出ると多少の 窓明かりはあるが真っ暗。小型三脚を立てて星空写真、オリオン座と金星が南東に、火星が天中に、天の川が 小蓮華岳から南東方向へ。オリオン座のベテルギュースは寿命を迎えているそうで火星の様に赤く染まっていた。 金星は煌々と、薄雲が掛かると月かと思うくらい。
 寝起きから自然園を散策を始める8時頃までは、白鳳三山を含め稜線が綺麗に晴れ渡っていた。開園前に 歩き始めたので誰も居ない。自然園最奥部の展望台から白馬大雪渓を眺める事ができるのだが濃いガスの中。 雨になると嫌なので下りは早足で、土曜日だからか一番のロープウエイで登って来た人達が大勢。ミズバショウ の実を誰かが食った様(トウモロコシの芯状態)、近くに大きな糞、ビジターセンターで尋ねると、熊が食うそう。 特に冬眠明けは便秘なので毒のあるミズバショウを食べて排便を促すそうと、糞の写真も間違いなく熊。

 
休暇村、全く印象が無いスキー場 エコーラインをマスクしてバスで 車道として日本最高地点 剣ヶ峰方面へ散策
1時間もしない内に雨模様 雷鳥ではなくホシカラスだった キキョウは私でも判る 高山植物は地味
綿毛だけしか残っていない 一番良く滑ったゲレンデ 朝焼けの乗鞍岳が部屋から 最上部のゲレンデを下から
沢筋の水量が豊富 河床が黄褐色に 3本の最大の滝の下部で 大き過ぎて入りきらない
右の滝は水流が霧状に 新しい生命が誕生し交代して行く 青々と綺麗 此の辺に駐車したはずだが。。。
スキーでも栂池までは来ていない 乗客は殆どいない、コロナで? ロープウエイは2人だけで 山荘前で充分に真っ暗
ベテルギウスはもう直ぐ超新星爆発 中央上部に火星、月の様な金星 白馬三山の稜線が鮮明に 開園前に自然園散策に出発
山野草 トリカブト、毒殺出来そうな数 ワタスゲの花は相当前らしい 青空だが雲が上がって来ている
ワタスゲの綿毛が沢山 リンドウ、開いてはいなかった 【実】の間違いです アザミの様だが棘が無い
左上部が最奥地の展望台 旨そうな実 標高差は約150m 青空が水面に写るが
展望湿原に着く頃はガス まだまだ誰も来ない 約50cmもある大きな葉 これは誰かが食った跡でしょう
熊の糞、下剤の効果が出たかな ナナカマドの紅葉はまだまだ先 何と言う高山植物 ワタスゲの綿毛も終盤

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