吉良町に国宝があると言うので仲間4人と、40年ぶりの会社新人時代の女性2名も誘って。 国宝は平安時代の建築様式を残す鎌倉時代に建立された【金蓮寺・弥陀堂】。この冬に行った 【糟谷家】の直ぐ側で、吉良出身の女性の遊び場だったが【お不動さん】としか知らなかったそう。 参拝料200円で、上がって【阿弥陀三尊像】を間近に拝ませて頂け、その上に写真撮影もOK。
早めに到着したので、ゆっくりと概観を眺めたが、門の外から覗いただけで、優雅さと趣を 醸す建物。桧皮葺の屋根と壁が細い木組みの蔀戸(しとみど)が優雅さの所以だろう。その他、肘木や垂木 や破風も独特。最近に表面を修復したと思われる桧皮葺の茶色も新しく、重さを感じない優雅さが漂う。 左側の1間の開き戸を半開きにして入ると眼が慣れないので薄暗く感じるが、慣れると程よい明るさが 阿弥陀像を引き立てていた。中央が【阿弥陀如来坐像】、右が【観音菩薩立像】、左が【勢至菩薩立像】。
その後、子供時代に遊んだ【閻魔様】が居ると言うので【海蔵寺】も参拝。 そして、一色港の【三水亭】の鰻丼で昼食。午後は雨の予報が薄日も差す天気。独身貴族の友人の家で 中国駐在中に入手していた【プーアール茶】を飲みながら昔話。再会を約束し解散する頃には雨。